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武田菱
武田神社は、山梨県を代表する偉人、武田信玄公が御祭神です。
武田信玄公は、戦で連戦連勝を重ねただけでなく、 領国の経営(特に治水工事、農業・商業)にも力を入れ、領民にも深く愛されました。
武田神社は、武田信玄公の本拠・躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)の跡地に創建されました。
JR甲府駅からバスで約8分、距離は約2.2キロと甲府市街地から少し離れた場所にあります。
戦国時代は躑躅ヶ崎館を中心に城下町が形成されていましたが、武田家滅亡後の豊臣統治時代に甲府城が築城され、江戸時代も甲府城が政治の中心地になったため、城下町も南方に移動しました。
堀にかけられた神橋を渡ると、参道の入り口には狛犬がいます。
武神・武田信玄公の神社だけあって、勇ましい狛犬です。
大正4年(1915年)、大正天皇の御即位に際し信玄公墓前に従三位が追贈されたのを契機に、山梨県民の間に武田神社創建の気運が沸き上がりました。
また日露戦争後、軍神や武人を祀ることが奨励されていたそうです。
その後、官民一体となった「武田神社奉建会」が設立され、大正8年(1919年)に社殿が竣工、4月12日のご命日には初の例祭が行われました。
社格等に関しては、上杉謙信公を祀る上杉神社と張り合っていたそうです。
躑躅ヶ崎館跡といっても戦国大名の本拠にしては、強固な城ではありません。
信玄公の名言とされる(後世の創作という説もあり)
「人は城、人は石垣、人は堀。情けは味方、仇は敵なり」
という言葉通りです。
近くには恵林寺や雲峰寺など、信玄縁の名所が多いので、武田信玄公好きの方にはお薦めの神社です。
武田神社の境内には宝物殿もあり、武田家ゆかりの貴重な品々が収められています。
JR中央本線甲府駅からバスで約8分。
掲載情報は参拝時のものです。
最新のものではない可能性があります。