SAKAKI神社備忘録 > 神社 > 静岡県の神社 > 久能山東照宮
御祭神 |
東照大権現(徳川家康公) <相殿> 豊臣秀吉公 織田信長公 |
鎮座地 | 静岡県静岡市駿河区根古屋390 |
創建 | 元和2年(1617年) |
社格等 | 別格官幣社 別表神社 |
例祭 | 4月17日 |
公式サイト | http://www.toshogu.or.jp/ |
葵
日本三大東照宮の1つ久能山(くのうざん)東照宮。
徳川家康公は生前、自分の死後について
「遺体は駿河国の久能山に葬り、江戸の増上寺で葬儀を行い、三河国の大樹寺に位牌を納め、一周忌が過ぎて後、下野の日光山に小堂を建てて勧請せよ、関八州の鎮守になろう」(『本光国師日記』より)
との遺言を残されました。
家康公の死後、久能山に埋葬され、2代将軍秀忠公の命により久能山東照宮が創建されました。
参拝方法は、写真の一ノ鳥居から石段を登る方法と、日本平からロープウェイで行く方法があります。
折角なので今回は、表参道の石段を登って参拝することにしました。
石段の近くにある久能山徳音院。
石段を登る前に立ち寄りました。
徳音院は徳川家康をはじめ3代将軍に仕えた南光坊天海により開かれた寺院です。
家光の代には久能山にも社殿及び寺院ができ、徳音院はその学頭として江戸時代は栄えていました。
ところが、明治になって山上の寺院は取り壊されて、麓の徳音院だけが残されたそうです。
山頂まで270m。
本殿まで17曲がり、1159段あリます。
昭和32年(1957年)に日本平ロープウェイが開通するまでは、この表参道が唯一の参拝路でした。
侵食により、固い部分のみが残った山なので絶壁です。
登り続けて、一ノ門に到着。
270mとはいえ、孤立した山からの景色は絶景です。
駿河湾の眺めが良くて、全然退屈しないで登れます。
楼門。
この門をくぐって東照宮詣でが始まります。
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50年に一度(江戸時代は20年に一度)、漆の塗り替えが行われます。
前回は平成18年に塗り替えられた為(平成19年11月に1度目の参拝)、凄い豪華で綺麗でした。
楼門の裏側に据えられた黄金の狛犬。
神社といえば、鳥居と並んで思い浮かべる人が多い「狛犬」をデザインしたTシャツ。
神社の入口の両脇や、社殿の正面左右に一対で置かれていることが多いです。
Tシャツの右半分が口を開いた「阿形(あぎょう)」、左半分が口を閉じた「吽形(うんぎょう)」をデザインしました。
神厩(しんきゅう)。
当時は家康公の愛馬が飼育されていましたが、現在は木造の神馬が納められています。
唐門と唐灯篭。
神庫(しんこ)。
正倉院と同じ校倉造りの建物で、東照宮への奉納品をここに納めたと伝わっています。
現在は境内の博物館に納められているそうです。
日枝神社
本殿・石の間・拝殿(国宝)。
「権現造」と呼ばれる様式で、全国に数多く創建された東照宮の原型となりました。
江戸時代に権現造が全国に普及する契機となった最古の東照宮建築として、平成22年国宝に指定されました。
神廟(しんびょう)。
徳川家康公が埋葬されています。
神廟は家康公の遺言により西を向いています。
故郷の三河の岡崎城や京都の方角です。
博物館の脇にあった狛犬。
上の2つは雨風で劣化が酷く、原型が分からないです。
かなり古い物なのでしょう。
日本平ロープウェイを利用する場合。
JR静岡駅よりバスで約50分(日本平バス停まで)、バス下車後はロープウェイで5分。
JR清水駅よりバスで約35分(日本平ロープウェイバス停まで)、バス下車後はロープウェイで5分。
久能山下から徒歩。
JR静岡駅よりバスで約50分(久能山下バス停まで)、バス下車後は徒歩で約20分(1159段の石段)。
2度目の参拝時(平成30年9月)はJR静岡駅からレンタサイクルで行きました。
時間は約45分かかりましたが、途中で登呂遺跡などがあるので天気が良い日は自転車でも良いかもしれません。
掲載情報は参拝時のものです。
最新のものではない可能性があります。