神紋 花菱
平成21年7月。
猿田彦神社から徒歩でおかげ横町を抜け、五十鈴川に沿って内宮へ。
五十鈴川には、倭姫命が御裳のすその汚れを濯いだという伝説があります。
五十鈴川のほとりに鎮座する皇大神宮(内宮)は、皇室の御祖神であり日本人の大御祖神である天照大御神をお祀りしています。
今から2000年前、三種の神器の一つである八咫鏡をご神体として、倭姫命が伊勢の地にお祀りしました。
現在でも全国の神社の本宗として特別に崇敬を集めています。
全国の神社で授与される神宮大麻は皇大神宮の神札です。
宇治橋に到着。
五十鈴川に架けられた木造の橋は神宮の表玄関です。
日常の世界から神聖な世界を結ぶ架け橋といわれます。
宇治橋の向こう側が神苑
式年遷宮の4年前ということで架け替えの新しい橋を造っていました。
今はもう完成して、平成21年11月3日には渡り初めが行われたそうです。
宮大工の方達はみんな白い装束で、心地よいリズムを刻みながら木槌を叩いていました。
皆でリズムをあわせて叩くのは、現在の世の中の価値観で言うと、決して効率は良くはない。
上手く言えないけれど、そのリズムはきっと日本人にとって心地よいリズムだったと思います。
宇治橋を渡って、神苑へ。
やはり他とは違います。
広い神社でも、外を走る車の音などが聞こえると、醒めてしまうことがよくあります。
でも内宮は完全に俗界と遮断されている感じがします。
第一鳥居
手水舎
五十鈴川御手洗場。
参拝する前に心身を清める場所。
五十鈴川御手洗場から見た第一鳥居
第二鳥居
神楽殿。
お札やお守りは此処で受けられます。
五丈殿
風日祈宮橋を渡り風日祈宮へ。
別宮 風日祈宮。
風日祈宮は、風の神さまである級長津彦命と級長戸辺命をお祀りしています。
鎌倉時代の元寇の時、神風を吹かせて日本を守った神様としても知られています。
御正宮。
皇室の御祖神である天照大御神をお祀りします。
写真撮影は石段の下からしか出来ません。
参拝したことがある人は分かると思いますが、ここには神様がいます。
僕があれこれ書いても仕方ないので、一度は行くことをお勧めします。
正式参拝をする場合、少し中に入れます。
その際は正装です。
新御敷地。
御正宮の敷地は東西に2カ所あります。
20年に一度の式年遷宮で社殿が新しく建て替えられます。
神使の鶏。
天照大神が天岩戸にお隠れになられた時、鶏を集めて鳴かせました。
その為、神宮内では鶏を放し飼いにしています。